2015年4月8日水曜日

まとめ その2

Q11:
《集合した中隊》で2体の《族樹の精霊、アナフェンザ》が戦場に出ました。この場合、それぞれの鼓舞能力が誘発しスタックに乗った後、いずれか片方のアナフェンザが墓地に置かれ、その後2つの鼓舞能力を解決するという手順で間違いないでしょうか。

A:
はい。概ね間違いありません。能力が誘発し、レジェンド・ルールにより片方の《族樹の精霊、アナフェンザ》が墓地に置かれた後、2つの誘発型能力がスタックに積まれます。(細かいところで順番がことなりますが、この違いが問題になることはほとんど無いでしょう)

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Q12:
相手が《コラガンの命令》を、こちらの《呪文滑り》と《やっかい児》にそれぞれアーティファクト破壊と2点ダメージモードで唱えました。この時、《呪文滑り》の能力で2点ダメージを移し替えて《やっかい児》を守ることはできますか?

A:
《コラガンの命令》の2点与えるモードの対象を、《呪文滑り》に変更することが可能です。

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Q13:
《陰謀団式療法》のカード名指定は対象のプレーヤーを選んで唱えるのと同時ですか?

A:
いいえ。対象のプレイヤーは《陰謀団式療法》を唱える際に宣言する必要がありますが、カード名を選択するのはその解決時です。(CR601, 608)

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Q14:
二段攻撃を得た《龍王オジュタイ》で戦闘ダメージを与えた際《ストリオン共鳴体》を起動し誘発能力をコピーしました。
この場合「3枚観て1枚加える」が誘発するのは先制攻撃の方のみコピーで、3回なのですか?両方コピーされ4回なのですか?

A:
まず、二段攻撃を持っているので、1つ目の戦闘ダメージ・ステップで《龍王オジュタイ》がダメージを与え、能力が誘発します。誘発した能力をを解決した後、2つ目の戦闘ダメージ・ステップに進みます。ここでも同じようにダメージを与え、誘発します。
あなたはいずれかの誘発型能力を解決する前に、《ストリオン共鳴体》を起動することができます。従って、都合3回行うことは可能です。(3回をいっぺんに行うわけではないことをご注意下さい)

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Q15:
対戦相手の《幻影の熊》にこちらが《稲妻》をプレイした場合、《稲妻》は立ち消えになって打ち消された事になりますか? 戦場に、こちらがコントロールしている《ムルタニの存在》が置かれている場合、カードを引くことができますか?

A:
はい。《幻影の熊》が呪文の対象になったことにより、その能力が誘発します。従って、《稲妻》の解決時には《稲妻》の対象が全て不適正になっているため、《稲妻》はルールにより打ち消されます。そして、呪文が打ち消されたので、《ムルタニの存在》が誘発します。

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Q16:
《プロパガンダ》などの攻撃するときのマナの支払いに、《死儀礼のシャーマン》のマナを出す能力では払えないと見かけたのたのですが、これは攻撃クリーチャー指定ステップでは優先権を得られないためでしょうか?また、《極楽鳥》などのマナ能力なら払えるのでしょうか?

A:
攻撃クリーチャー指定ステップの開始に、攻撃クリーチャーを指定します。指定する際にコストとしてマナが必要な場合、コストを決定したあとで、マナ能力を起動できます。(CR508.1h)
《死儀礼のシャーマン》の1番目の能力はマナ能力ではないので、この時点では起動できません。《極楽鳥》など、マナ能力であるならば起動できます。

また、攻撃クリーチャー指定ステップよりも前に《死儀礼のシャーマン》を起動してマナを出しても、ステップが移ることによってマナは消滅するするため、やはり攻撃クリーチャーの指定のためのコストとして支払いに充てることはできません。

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Q17:
《禿鷹エイヴン》Aをコントロールしていて、《禿鷹エイヴン》Bを戦場に出して「濫用」した場合、既に場にある《禿鷹エイヴン》Aの「濫用したとき~」は誘発するのでしょうか。 テキストとしては「濫用したとき~」の条件が、「禿鷹エイヴンが濫用したとき~」なので。

A:
 いいえ。文章中でそれ自身のカード名を用いている場合、そのオブジェクト自体のみを指します。同名の他のオブジェクトは関係ありません。(CR201.4)従って、その場合は誘発しません。

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Q18:
濫用を持つクリーチャーが「濫用」と「濫用したとき~」の2つの能力を持ち、それぞれが別々であれば、濫用を持つクリーチャーを場に出した時に、自身を生贄にささげても「濫用したとき~」の効果誘発前に戦場に存在しないので、誘発しない。 と考えてよいですか。

A:
この場合は誘発します。あなたが濫用を行う(=クリーチャーを生け贄に捧げる)ことにより、そのクリーチャーが戦場から移動しても、「濫用したとき~」という能力が誘発するかどうかは、それが戦場にあったときの状態を見ます。(CR603.6d)

似たような誘発型能力の扱いは、「~カード名~が死亡したとき」という能力に見られます。このテキストを持つパーマネントが死亡した際に誘発するのは明白ですが、実際に「死亡した」時には、そのオブジェクトは戦場でなく墓地にあります。つまり、「死亡した」ことを、ゲームは見ています。その場合、戦場にあった時の誘発型能力を見て、そして能力は誘発します。

濫用の場合も同じです。「濫用した」時に、その濫用持ちは墓地に置かれますが、「濫用した」ことを、ゲームは見ています。そして、同様に「濫用したとき~」という能力が誘発します。

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Q19:
対戦相手が-1/-1カウンターが5つ乗った《聖別されたスフィンクス》をコントロールしているときに《テゼレットの計略》をプレイしました。《聖別されたスフィンクス》の-1/-1カウンターを増殖した場合、対戦相手は追加ドローをすることができるでしょうか?

A:
《テゼレットの計略》の解決中に、あなたはカードを2枚引くので、《聖別されたスフィンクス》の能力が2回誘発します。その後増殖を行います。呪文が解決された後、状況起因処理でスフィンクスが墓地に置かれます。結果、相手は4枚までカードを引くことができます。

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Q20:
いわゆる拡張アートをしているカードは公式戦では使えますか?競技レベルによるのでしょうか?それともヘッドジャッジ采配次第ですか?

A:
芸術的な改変をほどこしたカード(拡張アート)は、通常のカードと同様にあつかわれます。ですが、カードが識別不可能であったり、戦略的な意味が書かれていてはいけません。いずれにせよ、そのカードが使用できるかはヘッドジャッジの判断によります。(MTR3.3)

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